Rは「ggplot2」パッケージを使用せずとも、基本的な作図システムで多くの図を作成できます。
グラフィックスパラメーターは数多くあり、全てを把握するのは大変です。
そこで、使用頻度が高い「20のグラフィックスパラメータ」をまとめましたので紹介します。
Macでの注意
資料内では図の描写に日本語を使用しています。Macでは下記コマンドを実行しないと文字化けします。なお、familyには”HiraMinProN-W3″や”HiraMinProN-W6″、”HiraKakuProN-W6″なども使用することができます。
par(family = "HiraKakuProN-W3")
グラフィックスパラメータの一覧
グラフィックスパラメータで使用頻度が多い一覧です。この他にもグラフィックスパラメーターが存在しますので、Rで”?par”と入力し確認してください。
設定内容 | コマンド | 補足 |
---|---|---|
プロットシンボル | pch | 1-25の数字で設定 |
線の種類と太さ | lty, lwd | – |
プロット領域の分割 | layout | 分割は配列で指定します。資料コマンドを参照ください。 |
グラフ軸の描写 | bty | – |
プロット領域の背景色 | bg | – |
タイトル、軸ラベルの位置 | adj | 0-1の数字で設定。0:左寄り, 0.5:中央, 1:右寄り |
新たなプロットごとに質問 | ask | – |
タイトル、軸ラベル、軸テキストの大きさ | cex | 注意:初期値に対する拡大率、plotなどのコマンドないとでは挙動が違います。 |
軸テキストの大きさ | cex.axis | 注意:初期値に対する拡大率 |
軸ラベルの大きさ | cex.lab | 注意:初期値に対する拡大率 |
タイトルの大きさ | cex.main | 注意:初期値に対する拡大率 |
副タイトルの大きさ | cex.sub | 注意:初期値に対する拡大率 |
グラフ領域の色 | col | 注意:plotコマンドなどではシンボルの色となります |
軸テキストの色 | col.axis | – |
軸ラベルの色 | col.lab | – |
タイトルの色 | col.main | – |
副タイトルの色 | col.sub | – |
グラグ領域枠の色 | fg | – |
グラグ領域枠の位置 | fig | 初期値はc(0, 1, 0, 1)です |
グラグ領域枠の位置 | fin | 初期値はc(8.569444, 6.847222)です |
グラフィックスパラメータの出力例
Graphical Parametersオプション
1 ファイル 361.07 KB
https://www.karada-good.net/wp/wp-content/uploads/2015/05/GraphicalParameters.pdf
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!