カイ二乗検定とフィッシャーの正確確率検定は2つのカテゴリー、例えば「甘いものが好きか?辛いものが好きか?をYes, Noで答えたアンケート」等でよく使われる手法だと思います。
なお、カイ二乗検定のコマンドchisq.testは初期設定でイェーツの補正が設定されていますのでご注意を。
また、フィッシャーの正確確率検定はいくつかのセルの期待頻度が4以下の分割表の解析で使用されます。
chisq.testで「カイ自乗近似は不正確かもしれません」と表示されたら使用してみてください。
コマンド
各コマンドの詳細オプションはヘルプを確認してください。
###データ例の準備##### #カイ二乗検定 A <- matrix(c(34, 56, 78, 20), 2, 2) rownames(A) <- c("甘いYES", "甘いNO") colnames(A) <- c("辛いYES", "辛いNO") #フィッシャーの正確確率検定 B <- matrix(c(10, 3, 8, 5), 2, 2) rownames(B) <- c("甘いYES", "甘いNO") colnames(B) <- c("辛いYES", "辛いNO") ######## ###カイ二乗検定の実施##### chisq.test(A, correct = TRUE) Pearson's Chi-squared test with Yates' continuity correction data: A X-squared = 32.3455, df = 1, p-value = 1.291e-08 #オプションの説明 #correct: イェーツの補正あり:TRUE, なし:FALSE ######## ###フィッシャーの正確確率検定の実施##### fisher.test(B) Fisher's Exact Test for Count Data data: B p-value = 0.6728 alternative hypothesis: true odds ratio is not equal to 1 95 percent confidence interval: 0.2865882 17.2494472 sample estimates: odds ratio 2.024723 ########
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!