クロレラがDHAやEPAを含んでいるという記事を見ました。結論は、健康食品などで販売されているクロレラは人工的な操作をしない限りDHAやEPAは含んでいません。
なお、人用は見当たりませんでしたが、「水産飼料」として販売されているクロレラは「培養時するときにDHAやEPAを添加し、生体濃縮」しているクロレラを販売しているようです。
残念ながら、この特許の権利は出願から20年たち2017/04/01に抹消されていますが、クロレラ工業が取得していた特許「高度不飽和脂肪酸含有クロレラの製造方法」に基づいているようです。なお、気になる方は特許情報プラットフォーム「J-platpat」で登録番号「3096654(出願番号:特願平09-082836)」を検索して内容をご確認ください。
J-platpat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp
最後にDHAやEPAはオメガ3系脂肪酸系(n-3系脂肪酸)の成分です。ここが少しややこしいのですが、「オメガ3もしくはn-3系脂肪酸という単語はDHAやEPAのみを示すのではなく。多くの食品にも含まれるα-リノレン酸などの総称を示します。」
ですので、DHAやEPAを含んでいなくともα-リノレン酸を含んでいる場合には商品のCMやウェブサイト、パッケージの栄養成分表記に「オメガ3もしくはn-3系脂肪酸」の量の記載がある場合があります。
クロレラの場合は人工的な操作をしない限りDHAやEPAは含みませんので、このような勘違いしやすい表記がある商品は、販売会社にメールなどで問い合わせてDHAやEPAを含むのか?DHAやEPAは人工的に添加しているのか?DHAやEPAはクロレラが生産するのか?するのであれば根拠を示してもらうのが良いと思います。
ただし、クロレラは60種類以上の栄養素や成分やDHAやEPAを作るのに必要なαリノレン酸や他の栄養素を摂ることができるので悪い食品ではないと考えます。信頼できる販売会社を探してはいかがでしょうか。
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あなたのからだにいい「食事」を考える情報となりますように。