Rにはネットワーク図を作成するパッケージがいくつかあります。その中で、使い勝手が良い「qgraph」を紹介します。直感的に使用できるパッケージです。ぜひ、ヘルプを確認し使用してみてください。データからネットワーク図を作成する事で意外な発見があると思います。
パッケージバージョンは1.9.3。windows11のR version 4.2.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記のコマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("qgraph")
実行コマンド
例を4つ紹介します。詳細はコメント並びにパッケージのヘルプを確認してください。
[code language="R"] #パッケージの読み込み library("qgraph") ###例1##### #データの読み込み data(big5) data(big5groups) #big5のデータの相関を求め、big5groupsデータでグループ分類 #なお、グループ分類データは、行で指定したリスト形式 Q <- qgraph(cor(big5), minimum = 0.25, cut = 0.4, vsize = 1.5, groups = big5groups, legend = TRUE, borders = TRUE) #必要があればタイトルをプロット #title("Big 5 相関", line = 2.5) ###例2-1##### #変数に格納する事で二次利用が可能です。 Q <- qgraph(Q, layout = "spring") ###例2-2##### #PCAのプロットで良くある表現、グループの範囲を表示 qgraph(Q, overlay = TRUE) ###例3##### #こんなグラフも描写できます。 #方向は行から列にデータを入力です。コマンド実行後adjを確認してください。 set.seed(1) adj <- matrix(sample(0:1, 10^2, TRUE, prob = c(0.8, 0.2)), nrow = 10, ncol = 10) Q <- qgraph(adj) ###例4##### #サブプロットをリストに格納 qgraph(matrix(1, 3, 3), subplots = list(expression(curve(dgamma(x, 2, 2), 0, 4, main = "")), expression(hist(rnorm(100), main = "")), NULL), vsize = 20)
出力例
例1
例2-1
例2-2
例3
例4
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!