ウェブであまり見なくなったFlashですが、簡単なアニメーションを作成するのにまだまだ有用な技術だと思います。気軽にFlashを作成できる「R2SWF」パッケージを紹介します。
本パッケージで把握しているトラブルとして、直接Flashに変換するswfコマンドでは日本語が文字化けします。また、rasterImageコマンドはFlashファイルに適応されず、塗りつぶしが表示されませんのでご注意ください。
参考に、塗りつぶしにrectコマンドを使用し、作業フォルダに「svgファイル」を出力後、Flashファイルに変換しする実行コマンドを紹介します。
パッケージのバージョンは0.9。実行コマンドはR version 3.2.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。カラーデータは下記の記事を参照ください。
Rで解析:札幌の景観色70色のカラーパレットデータです。「SAPOcolorData」の紹介
https://www.karada-good.net/analyticsr/r-255/
#パッケージのインストール install.packages("R2SWF")
実行コマンド
詳細はコメント、その他のコマンドはパッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("R2SWF") #作業フォルダにsvgファイルを出力 svg("SAPOcolor-%03d.svg", 10, 10) for(n in 1:70) { #Macで文字化け防止 #par(family = "HiraKakuProN-W3") par(mar = c(0, 0, 0, 0)) plot(0:1, 0:1, type = "n", axes = FALSE, xlab = '', ylab = '') rect(0, 0, 1, 1, col = SAPOcolorData[n, 3]) text(0.13, 0.7, labels = paste0("No:", n, "\n色名:", SAPOcolorData[n, 2], "\nCode:", SAPOcolorData[n, 3]), adj = c(0, 0), cex = 4, col = "gray") } dev.off() #変換するファイルリストを作成 SvgFiles <- sprintf("SAPOcolor-%03d.svg", 1:70) #Flashファイルへ変換 svg2swf(SvgFiles, "SAPOcolor.swf", interval = 0.4) ###参考### #末尾にdev.off()コマンドを実行 #直接Flashへ変換するコマンド #swf("ファイル名.swf") #pngやjpegファイルから変換するコマンド #ファイルリストの作成は実行コマンドを参照 #image2swf("変換対象のファイル名リスト", "保存ファイル名.swf", interval = "アニメーションのインターバル") #Flashを埋め込んだHTMLを作成 #swf2html("埋め込むFlashファイル", "保存ファイル名.html", width = 480, height = 480)
出力例
少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!