「dendextend」パッケージでも利用した、「corrgram」パッケージの紹介です。変数間の関係を数値だけでなく色パレット、円グラフなどで表現することができます。相関を図で表現する方法には悩むところですが、本パッケージを利用することで解決するのではないでしょうか。1度紹介したことがありますが、有用なパッケージなので改めて紹介します。
・デンドログラム描写の決定版!「dendextend」パッケージの紹介
https://www.karada-good.net/analyticsr/r-25/
パッケージバージョン1.8。R version 3.2.0でコマンドを確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("corrgram")
実行コマンドの紹介
詳細はコメントまたはパッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("corrgram") #####準備##################### #データ例の作成 a <- sample(1:100, 100, replace = FALSE) TestData <- data.frame(Data1 = a, Data2 = -a, Data3 = c(a[1:80], sample(210:230, 20, replace = TRUE)), Data4 = a, Data5 = sample(150:180, 100, replace = TRUE)) ############################## #cor.methodオプション #"pearson(初期値)", "spearman", "kendall"の設定が可能 #col.regionsオプション #panel.pie,panel.shade,panel.barの色をcolorRampPaletteコマンドで設定 ######################各panelに設定可能なオプション################### #全体:panel,下部:lower.panel,上部:upper.panelオプションに設定可能な内容 #panel.pts:散布図 #panel.pie:円グラフ #panel.shade:斜線入りのタイル #panel.bar:棒グラフ #panel.ellipse:楕円とloess平滑化曲線 #panel.conf:ピアソン相関と信頼区間("spearman", "kendall"は適応されません) #text.panelオプションに設定可能な内容 #初期値で設定されています,NULLで何も描写しない #panel.txt:行名 #diag.panelオプションに設定可能な内容 #panel.minmax:最小値最大値を表示 #panel.density:密度分布を表示 ###################################################################### #色の設定 #並び順は負から正の相関 #例の紐,ヘスティア,リリカル・アーデ髪色のダンまちカラー Danmchi <- colorRampPalette(c("#4b61ba", "#505457", "#a87963")) #シャーロットカラー Charlotte <- colorRampPalette(c("#EEFFFF", "#FFFBFF", "#EEE0FF")) #下部を斜線入りのタイルで表示 corrgram(TestData, cor.method = "pearson", lower.panel = panel.shade, upper.panel = panel.conf, text.panel = NULL, diag.panel = panel.density, main = "Danmchi Color", col.regions = Danmchi) #下部を円グラフで表示 corrgram(TestData, cor.method = "pearson", lower.panel = panel.pie, upper.panel = panel.conf, text.panel = panel.txt, diag.panel = panel.density, main = "Charlotte Color", col.regions = Charlotte)
出力例
・下部を斜線入りのタイルで表示
・下部を円グラフで表示
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!