時系列を示す「タイムライン」を簡単に描写できるパッケージの紹介です。タイムライン作成で悩んでいた方にオススメのパッケージです。時系列だけでなく、発生したイベントも同時に描写できます。
本パッケージを利用して歴史の研究だけでなく、自分史をプロットして解析してみるもの良いかもしれません。自分を見つめ直す良い機会かも。
パッケージのバージョンは0.9。R version 3.2.1でコマンドを確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("timeline")
実行コマンド
データ例とパッケージ付属のデータを出力する例です。詳細はコマンド、パッケージヘルプを確認してください。バーの色を設定するオプションは未採用です。なお、本パッケージは内部的にggplot2を使用しています。
#パッケージの読み込み library("timeline") ###データ例の準備##### TestTimeLine <- data.frame("人物" = c("Alan Mathison Turing", "Andrew John Wiles", "Kenkichi Iwasawa", "Yutaka Taniyama", "Goro Shimura"), "出身" = c("イギリス", "イギリス2", "日本", "日本2", "日本3"), "生年" = c(1912, 1953, 1917, 1927, 1930), "没年(生存の場合は2015)" = c(1954, 2015, 1998, 1958, 2015)) ######## #Macでの日本語文字化け防止 #ggplot2::theme_set(theme_bw(base_family = "HiraMinProN-W6")) #データのプロット:timelineコマンド #テキストサイズ変更:text.sizeオプション, テキスト色の指定:text.colorオプション timeline(TestTimeLine, text.size = 6, text.color = "#6e5f72") #パッケージ付属データで描写 #イベントデータを用意することでイベント発生情報を追加できます #イベント行間の指定:event.spotsオプション #イベント情報のプロット位置を指定:event.aboveオプション;TRUEで上部 timeline(ww2, ww2.events, event.spots = 2, event.above = TRUE) ww2.events Event Date Side 1 Japan Invades Manchuria 1931-09-18 Axis 2 Japan Invades China 1937-07-07 Axis 3 Germany Invades Poland 1939-09-01 Axis 4 Attack on Pearl Harbor 1941-12-07 Axis 5 D-Day 1944-06-06 Allies 6 Bombing of Hiroshima 1945-08-06 Allies 7 Bombing of Nagasaki 1945-08-09 Allies 8 Japan Formally Surrenders 1945-09-02 Axis
出力例
・データ例を描写
個人的に好きな、近代の数学者の生年・没年(在命の場合は2015年)のプロットです。
・パッケージ付属データを描写
少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!