クリップボードのデータを「読み込み・書き込み」するのに便利なパッケージの紹介です。パッケージを利用しなくとも、コマンドでクリップボードを操作できますが、OS環境により若干異なり面倒です。本パッケージはOS環境を気にせずクリップボードの操作ができます。
ウェブに溢れるデータをサクッとRで編集したい時に利用してみてはいかがでしょうか。
パッケージのバージョンは0.8.0。実行コマンドはR version 4.2.2で動作を確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("clipr")
実行コマンド
詳細はコマンド、パッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("clipr") ###データ例の作成##### n <- 150 TestData <- data.frame("SubGroup" = sample(c("KA", "RA", "DA"), n, replace = TRUE), "ID" = sample(letters[1:24], n, replace = TRUE), "Area" = 1:n, "Point" = 0.1:(0.1*n), "Facet" = sample(letters[1:2], n, replace = TRUE), "No" = sample(1:10, n, replace = TRUE)) ######## #クリップボードへデータ例を書き込み:write_clipコマンド #データ改行の指定:sepオプション #一番最後に文字を追加:eosオプション;何も表示しないNULL #ワードやエクセルなどに下記コマンドの実行後に張り付けが可能です。 write_clip(content = TestData, sep = NULL, eos = NULL) #クリップボードから読み込み:read_clipコマンド #なお、read_clipコマンドは画像のコピーには対応していません #上記2行をコピーした後に実行 read_clip() [1] "#クリップボードから読み込み:read_clipコマンド" [2] "#なお、read_clipコマンドは画像のコピーには対応していません"
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!