データの特性を表現する方法として図や表があります。ちょっと変わった、散布図またはヒストグラムからデータの特性を音で表現するパッケージを紹介します。
なお、データの特性を音で表現するのに「アプリケーション audiolyzR」が必要です。未インストールの場合には、収録されているコマンド実行時にメッセージでインストールを実施するかメッセージがコンソールに表示されます。指示に従いインストールしてください。
参考までに「アプリケーション audiolyzR」のダウンロードリンクを紹介します。
Windows:
http://s3.amazonaws.com/audiolyzR/installers/the_audiolyzR_win_v5.zip
Mac:
http://s3.amazonaws.com/audiolyzR/installers/the_audiolyzR_mac_v5.zip
なお、コマンドの初回実行時に「アプリケーション audiolyzR」をインストールした場合は問題ありませんが、ダウンロードリンクからインストールした場合には「各コマンド実行時にdirectoryオプションでインストール先のパスを指定しないとエラー」となりますのでご注意を。
パッケージのバージョンは0.4-9。実行コマンドはR version 3.2.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("audiolyzR")
実行コマンド
詳細はコメント、パッケージヘルプを確認してください。なお、各コマンドを実行するとプロットとともに「アプリケーション audiolyzR」が立ち上がります。「アプリケーション audiolyzR」でデータの音を聞いてみてください。「アプリケーション audiolyzR」は直感で使用できます。
#パッケージの読み込み library("audiolyzR") ###データ例の作成##### n <- 300 TestData <- data.frame(Data1 = sample(1:10000, n, replace = TRUE), Data2 = rlogis(n, location = 1.5, scale = 2), Data3 = rnorm(n), Data4 = rgamma(n, shape = 0.3)) ######## #指定した2変数の散布図を作成し音を作成:audioScatterコマンド audioScatter(Data2 ~ Data4, data = TestData) #指定したデータセットの散布図を作成し音を作成:audioSplomコマンド audioSplom(data = TestData) #指定した変数のヒストグラムを作成し音を作成:audioHistコマンド audioHist(TestData$Data2, name = "Test Hist")
出力例
「アプリケーション audiolyzR」の操作を録画しましたが、音が記録されませんので紹介しません。コマンドを実行して試してください。
・audioScatterコマンド
・audioSplomコマンド
・audioHistコマンド
・アプリケーション audiolyzR
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!