handsontable.jsを利用して、動的なhtmlテーブルを出力するパッケージの紹介です。動作が非常に軽く、大量のデータ内容を確認するのに向いているかと思います。
パッケージバージョンは0.3.8。実行コマンドはwindows 11のR version 4.1.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("rhandsontable")
実行コマンド
下記コマンドを実行してください。パッケージの中から使用頻度が高そうなコマンドを紹介します。詳細はコメントまたはパッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("rhandsontable") ###データ例の作成##### #文字列を因子にしない TestData <- data.frame(val = 1:4, bool = TRUE, TEST = c("A", "B", "C", "D"), test = c("a", "b", " ", "d"), Day = seq(from = Sys.Date(), by = "days", length.out = 4), stringsAsFactors = FALSE) ######## #オプション無しでテーブルを描写:rhandsontableコマンド rhandsontable(TestData, rowHeaders = NULL) #指定した行にリストを追加:hot_colコマンド #hot_col(col = 行名, type = リスト型を指定, readOnly = NULL) #typeオプション;numeric, date, checkbox, select, dropdown, # autocomplete, passwordが指定可能です。 #TEST行に"dropdown" , test行に"password"を指定 #TEST3列目をtest行にドラッグすると大文字のCが表示されます rhandsontable(TestData, rowHeaders = NULL) %>% hot_col(col = "TEST", type = "dropdown") %>% hot_col(col = "TEST", type = "password") #セルに色付け:hot_heatmapコマンド #hot_heatmap(cols = 指定しなければ表全体が対象, 行を指定する場合は入力, # color_scale = c("最低値で使用する色", "最高値で使用する色")) #データ例の作成 TestData2 <- data.frame(matrix(sample(1:100, replace = TRUE), 10, 10)) colnames(TestData2) <- LETTERS[1:10] rhandsontable(TestData2) %>% hot_heatmap(cols = c(1, 3, 5, 7, 9), color_scale = c("#505457", "#deb7a0")) #データ数が1万のテーブル TestData3 <- data.frame(matrix(sample(1:10000, replace = TRUE), 100, 100)) rhandsontable(TestData3) %>% hot_heatmap(color_scale = c("#505457", "#deb7a0"))
出力例
セルの内容変更や、ドラッグによるデータの更新などが可能です。なお、iOSでの閲覧は一部の機能が動作しないようです。
<オプション無しでテーブルを描写>
<指定した行にリストを追加:hot_colコマンド>
TEST3列目をtest行にドラッグすると大文字のCが表示されます
<セルに色付け:hot_heatmapコマンド>
<データ数が1万のテーブル>
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!