データ可視化のための色設定や風変わりなヒートマップが作成できる「squash」パッケージです。2次元のプロットシンボルに出現頻度や平均などから色情報を作成・付与することで、擬似的な3次元のプロットが可能です。
本パッケージでデータを表現すると新たな発見があるかもしれません。
パッケージのバージョンは1.0.9。実行コマンドはR version 4.2.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("squash")
実行コマンド
詳細はコメント、パッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("squash") #####準備##################### #データ例の作成 TestData <- data.frame(Group = sample(paste0("グループ", 1:10), 100, replace = TRUE), Data1 = sample(0:5, 100, replace = TRUE), Data2 = sample(5:10, 100, replace = TRUE)) ############################## #数値データからカラーマップ情報を作成:makecampコマンド #colFnオプション:rainbow2,jet,heat,coolheat,blueorange, #bluered,darkbluered,greyscaleの設定が可能 MapData <- makecmap(TestData[, 2], colFn = coolheat) #カラーマップデータからカラーパレットを作成:cmapコマンド ColorMap <- cmap(TestData[, 2], map = MapData) #データのプロット plot(TestData[, 2], TestData[, 3], col = ColorMap, pch = 16, main = "てすと") #カラーキーの描写 hkey(MapData, "テスト") #Bin Plot:squashgramコマンド #x,yの散布図にシンボルの頻度などの情報をzで指定 #shrinkオプション:カットオフ値を指定 squashgram(x = TestData[, 2], y = TestData[, 3], z = TestData[, 1], FUN = mean, shrink = 10, main = "squashgram テスト", zlab = "Groupの頻度") #散布図の作成:hist2コマンド hist2(rnorm(100000), rnorm(100000), main = "TEST", xlab = "TEST1", ylab = "TEST2", zlab = "Counts") #マトリックスからカラーマップの作成:cimageコマンド #データの作成 red <- green <- 0:255 rg <- outer(red, green, rgb, blue = 1, maxColorValue = 255) #プロット cimage(red, green, zcol = rg) #距離データからカラーマップの作成:distogramコマンド #distコマンドで距離を計算 DiData <- dist(head(TestData[, 2:3], 15), method = "euclidean") #プロット distogram(DiData, title = "Distance (km)", n = 15)
出力例
・makecamp,cmapコマンド
・squashgramコマンド
シンボルに与える情報で、シンボルサイズが変わります。
・hist2コマンド
・cimageコマンド
・distogramコマンド
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!