ノードが10程度までのダイアグラムを描写するのに便利なパッケージです。日本語ラベルも利用が可能です。複雑なダイアグラムやネットワーク図はigraphなどのパッケージを利用するのがオススメです。
簡単にパパッと小さなダイアグラムを描写してみてはいかがでしょうか。パワーポイントで作成する方が早いかもしれませんが、Rの練習に本パッケージを利用してみませんか?
パッケージのバージョンは1.7-0.1。R version 3.2.1でコマンドを確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("gRbase")
実行コマンド
詳細はコマンド、パッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("gRbase") #Macの日本語プロット文字化け防止 par(family = "HiraKakuProN-W3") #ノードとエッジデータの作成:ugコマンド #同じ内容はlistでも可能です:ugListコマンド #ListTestData <- ugList(list(c("あ", "い", "う"), c("い", "え"), c("え", "お"), c("あ", "え"), c("お", "か")) TestData <- ug(c("あ", "い", "う"), c("い", "え"), c("え", "お"), c("あ", "え"), c("お", "か")) TestData A graphNEL graph with undirected edges Number of Nodes = 6 Number of Edges = 7 #プロット plot(TestData) #ugコマンド結果をmatrixで出力:resultオプション ug(c("あ", "い", "う"), c("い", "え"), c("え", "お"), c("あ", "え"), c("お", "か"), result = "matrix") あ い う え お か あ 0 1 1 1 0 0 い 1 0 1 1 0 0 う 1 1 0 0 0 0 え 1 1 0 0 1 0 お 0 0 0 1 0 1 か 0 0 0 0 1 0 #有向グラフの描写:dagコマンド DagEdge <- dag(c("あ", "い"), c("い", "あ")) plot(DagEdge) #ノードの確認 str(graph::nodes(TestData)) chr [1:6] "あ" "い" "う" "え" "お" "か" #エッジの確認 str(graph::edges(TestData)) List of 6 $ あ: chr [1:3] "い" "う" "え" $ い: chr [1:3] "う" "え" "あ" $ う: chr [1:2] "あ" "い" $ え: chr [1:3] "お" "い" "あ" $ お: chr [1:2] "か" "え" $ か: chr "お"
出力例
・ugコマンド結果の出力
・有向グラフの描写:dagコマンド
少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!