Rと解析:人口統計学、レキシス図の描写「LexisPlotR」パッケージ

Rの解析に役に立つ記事
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X軸に年、Y軸に年齢、観察対象の集まりであるコホート線そして生命線などで構成されているレキシス図の描写に便利なパッケージの紹介です。

レキシス図は死亡確率や人工指標の観察に利用され、非常に奥が深いので詳細は割愛しますが、ある年、ある地域、時間の経過の影響を考察するのに便利な図だと思います。

人口統計学などで検索すると詳細は出てくると思います。

例えば厚生労働省の将来人口推計の方法と平成9年推計の基本的な考え方
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0108/s0807-2h.html

また、本パッケージはggplot2を利用していますのでthemeコマンドと組み合わせることで図の体裁を調整することができます。

ggplot2の参考記事。themeコマンドは4ページを参考下さい。
Rで解析:手軽で綺麗なグラフが欲しいなら、ggplot2のまとめがオススメです。

パッケージバージョンは0.2。実行コマンドはR version 3.2.2で確認しています。


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パッケージのインストール

下記、コマンドを実行してください。

[code language=”R”]
#パッケージのインストール
install.packages(“LexisPlotR”)
[/code]

実行コマンド

詳細はコメント、パッケージのヘルプを確認してください。

[code language=”R”]
#パッケージの読み込み
library(“LexisPlotR”)

#レキシス図の作成:lexisplotrコマンド
#X軸の年を指定:from_year or to_yearオプション
#Y軸の年齢を指定:from_age or to_ageオプション
lexisplotr(from_year = 2000, to_year = 2005, from_age = 0, to_age = 10)

#ggplot2のthemeコマンドとの組み合わせ例
lexisplotr(from_year = 2000, to_year = 2005, from_age = 0, to_age = 10) +
theme(axis.text.x = element_text(size = 25, colour = “blue”))

#コホートの指定:cohortオプション
#指定年の塗りつぶし:yearオプション
#指定年齢の塗りつぶし:ageオプション
lexisplotr(from_year = 2000, to_year = 2005, from_age = 30, to_age = 35,
cohort = 2001, year = 2003, age = 33.5)

#生命線の描写:lifelinesオプション;listで指定します
lexisplotr(from_year = 2000, to_year = 2005, from_age = 0, to_age = 5,
lifelines = list(c(“30.06.2000”, “01.06.2003”),
c(“01.01.2003”, “01.12.2003”)))

#指定した年,歳の生命線上部・下部の塗りつぶし:triangleオプション;listで指定します
#色の指定:colorsオプション
#順番にage,cohort,year,triangle,lifelines
lexisplotr(from_year = 2000, to_year = 2005, from_age = 30, to_age = 35,
triangle = list(c(2001, 32, “u”), c(2002, 34, “l”)),
colors = c(“yellow”, “green”, “blue”, “black”, “purple”))
[/code]


出力例

lexisplotrコマンド
lexisplotr

ggplot2のthemeコマンドとの組み合わせ例
lexisggplot2

cohort、year、ageオプション
cohort

lifelinesオプション
lifelines

triangleオプション
triangle


少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!

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