Rで解析:与えられた条件で結果を表示します「listcompr」パッケージ

Rの解析に役に立つ記事
スポンサーリンク

与えられた条件式から結果を指定の評価式で表示するパッケージです。大変便利なのですが、説明が難しいです。実行コマンドを確認いただくと便利さが理解できると思います。

パッケージのバージョンは0.4.0。実行コマンドはwindows 11のR version 4.1.2で確認しています。

スポンサーリンク

パッケージのインストール

下記コマンドを実行してください。

#パッケージのインストール
install.packages("listcompr")

実行コマンド

詳細はコメント、パッケージヘルプを確認してください。

#パッケージの読み込み
library("listcompr")

#ベクトルでの処理:gen.vectorコマンド
#評価式(実行で結果がアウトプット):.exprオプション
#例1
gen.vector(.expr = "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は{i}",
           i = 1:10, i %% 3 == 0 || i %% 4 == 0)
[1] "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は3"
[2] "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は4"
[3] "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は6"
[4] "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は8"
[5] "1:10の範囲で3または4の除算で割り切れる数字は9"

#例2
gen.vector(.expr = "{x}/{y} = {i}", x = 1:3, y = 5:8, i = x / y)
[1] "1/5 = 0.2"               "2/5 = 0.4"               "3/5 = 0.6"              
[4] "1/6 = 0.166666666666667" "2/6 = 0.333333333333333" "3/6 = 0.5"              
[7] "1/7 = 0.142857142857143" "2/7 = 0.285714285714286" "3/7 = 0.428571428571429"
[10] "1/8 = 0.125"             "2/8 = 0.25"              "3/8 = 0.375" 

#データフレームでの処理:gen.vectorコマンド
#評価式(実行で結果がアウトプット):.exprオプション
#例1_1:3の範囲で行方向に4となる組み合わせ
gen.data.frame(.expr = c(KA_1, ..., KA_3),
               KA_ = 1:3, KA_1 + ... + KA_3 == 4)
  KA_1 KA_2 KA_3
1    2    1    1
2    1    2    1
3    1    1    2

#例2_KARA-DAで5で割り切れるとTRUE
#seedを固定していないので毎回結果が異なる
gen.data.frame(.expr = c(KARA, DA, GOOD = if_else(Result %% 3 == 0, "TRUE", "FALSE")),
               KARA = sample(50:100, 3), DA = sample(0:25, 3),
               Result = KARA-DA)
  KARA DA  GOOD
1   82 10  TRUE
2   71 10 FALSE
3   92 10 FALSE
4   82 14 FALSE
5   71 14  TRUE
6   92 14  TRUE
7   82  8 FALSE
8   71  8  TRUE
9   92  8  TRUE

少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!

タイトルとURLをコピーしました