5文字の単語のアルファベットを推測するゲーム「wordle」をRのコンソールで遊ぶことができるパッケージの紹介です。「wordle」は最大で6回の実行で、アルファベットの入力のたびに出される「緑色はアルファベットと位置が正解」、「黄色はアルファベットが正解、位置が不正解」、「色なしはアルファベットと位置が不正解」のヒントから正解の単語を推測するゲームです。
紹介では「wordle」の開始コマンドとpokemon GOが楽しいのでポケモンWiki「http://wiki.xn--rckteqa2e.com/」からポケモン名を取得して英語のポケモン名のwordleゲームを実行するコマンドを紹介します。
なお、コマンド例内でも記載していますが、5文字以上のポケモン名は先頭5文字を切り出し、5文字未満は「X」を追加して5文字の長さに調整しています。そのため、ポケモン名が一部重複しています。
パッケージのバージョンは0.3.1。実行コマンドはwindows 11のR version 4.1.2で確認しています。
パッケージのインストール
下記コマンドを実行してください。
#パッケージのインストール install.packages("wordler")
実行コマンド
詳細はコメント、パッケージヘルプを確認してください。
#パッケージの読み込み library("wordler") #Wordleの開始:play_wordlerコマンド #単語を最大で6回で推測する #緑色はアルファベットと位置が正解 #黄色はアルファベットが正解,位置が不正解 #色なしはアルファベットと位置が不正解 play_wordler() ############################## ###参考:ポケモンのwordleゲーム##### #データの作成 #rvestパッケージがなければインストール #htmlやxmlデータの編集に便利です if(!require("rvest", quietly = TRUE)){ install.packages("rvest");require("rvest") } #tidyverseパッケージがなければインストール if(!require("tidyverse", quietly = TRUE)){ install.packages("tidyverse");require("tidyverse") } #文字化け防止のおまじない Sys.setlocale("LC_ALL", "English") #ポケモンWikiからデータを取得 #http://wiki.xn--rckteqa2e.com/ Pokehtml <- read_html("https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A4%96%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7") #取得データの加工 Pokehtml %>% #tableノードを抽出 html_nodes("table") %>% #tableノードのテーブル化 html_table() %>% #全データを結合 bind_rows() %>% #列名を変更 rename(!!!setNames(names(.), c("No", "Japanese", "English", "German", "French", "Korean", "Chinese (Simplified)", "Chinese (Traditional)"))) %>% #Englishの先頭小文字で切り出し mutate(Judge = str_trunc(English, width = 5, side = "right", ellipsis = "")) %>% #Judgeで5文字以下を末尾に空白を足して5文字にする mutate(Judge = str_pad(Judge, width = 5, pad = "X", side = "right")) %>% ###おまけ##### #Englishで文字数が5をTRUE #mutate(Judge = ifelse(str_length(English) == 5, # TRUE, FALSE)) %>% #JudgデータのTRUEを抽出 #filter(Judge == TRUE) %>% ##### #Judgeデータの大文字化 mutate(Judge = str_to_upper(Judge)) -> PokeDATA #ポケモン_wordleの開始 play_wordler(target_words = PokeDATA[["Judge"]], allowed_words = PokeDATA[["Judge"]])
出力例
・ポケモン_wordleの例
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!