Rでお遊び:文字列から音声ファイルを出力!さて、何に使いましょうか?「Rtts」パッケージの紹介

Rの解析に役に立つ記事
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15/06/06更新:バージョン0.3.1でtts_ITRI()コマンドがサポートされ、中国語(繁体字/簡体字)、スピーチスピードや音声の種類などを設定できるようになりました。なお、tts_googleコマンドとはローマ字の発声方法がことなります。

R projectから2015/05/26に “R-text-to-speech”が公開されました。何に使うか非常に悩むところではありますが、RからGoogle TranslateのAPIを使用し「指定した文字列を音声ファイルに変換しワーキングディレクトリへ出力」します。よく喋ります。なお、拡張子を変更することでflv、wavも出力できます。

プロジェクトの詳細は下記URLを参照ください。

Welcome to the homepage of R project “R-text-to-speech”!
http://r-text-2-speech.r-forge.r-project.org/

バージョンは0.2.5ですが、将来が非常に楽しみなパッケージです。現在、英語のみ対応のようですが、参考コードのようにローマ字でも無理やりいけます。今後、コマンドが拡大され中国語もサポートされるようです。なお、バージョン0.2.5ではtts_ITRI()(0.3.1からサポートされています。)とtts_MS()はサポートされていませんでした。

非常に面白いパッケージです。Rの利用の場が広がりました。さて、何に使いましょうか?

紹介パッケージのバージョンは0.3.1です。

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パッケージのインストール

下記、コマンドを実行してください。
[code language=”R”]
install.packages(“Rtts”)
[/code]


実行コマンドの紹介

パッケージではファイルをワーキングディレクトリに出力します。そのため、紹介コマンドではtcltkパッケージを利用して保存フォルダを選択できるようにしています。
[code language=”R”]
library(“Rtts”)
library(“tcltk”)

#ファイルの保存先を指定
setwd(paste(as.character(tkchooseDirectory(title = “保存先を選択”), sep = “”, collapse =””)))

#ようこそ、からだにいいものへ!!
#GoogleAPIを利用した方法
tts_google(content = “yoou koso karadani iimono aee”,
destfile = “karadaniiimono.mp3”)

#ITRI TTS APIを利用した方法
#speaker:English & Chinese: “Bruce”, “Theresa”, “Angela”, “MCHEN_Bruce”, “MCHEN_Joddess”;
Only English: “ENG_Bob”, “ENG_Alice”, “ENG_Tracy”
#speed:初期値0,-10から10の範囲
volume:初期値100,0から100の範囲
tts_ITRI(content = “yu co so karadani e mono ae”,
speed = 0, volume = 100, speaker = “Angela”,
destfile = “karadaniiimono.mp3”)

#簡体字、体良物が意味を持つか不明です。
tts_ITRI(content = “体良物”,
speed = 0, volume = 100, speaker = “Angela”,
destfile = “karadaniiimono.mp3”)
[/code]


出力例

「ヨウコソ カラダニ イイモノ エィ」と音が出ます。音量にご注意を。
<GoogleAPIを利用した方法>

<ITRI TTS APIを利用した方法>
・ローマ字

・簡体字、体良物が意味を持つか不明です。


少しでも、あなたのウェブや実験の解析が楽になりますように!!

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