Rを使用していると、なぜか突然「ディレクトリ(フォルダ)やファイル操作」の作業をしたくなる時があります。そこで、フォルダのコピーや作成などができる「pathological」パッケージと「おまけ」としてパッケージに依存しないファイルやフォルダの操作、Rの情報に関するコマンドを紹介します。
「pathological」パッケージのバージョンは0.0-6。コマンドはR version 3.2.0で確認しています。
パッケージのインストール
下記、コマンドを実行してください。
install.packages("pathological")
実行コマンドの紹介
詳細はコードのコメントをご覧ください。
library("pathological") library("tcltk") #ファイルの保存先を指定 setwd(paste(as.character(tkchooseDirectory(title = "保存先を選択"), sep = "", collapse =""))) ###フォルダのコピーコマンド##### #フォルダのコピー:copy_dir(source_dir = "コピー元のフォルダ", target_dir = "コピー先のフォルダ") copy_dir(source_dir = R.home("library"), target_dir = file.path(getwd(), "ライブラリー")) #コピー元のフォルダ内にあるフォルダの内容を含めてコピー:recursiveオプションで指定 #初期値はTRUEです copy_dir(R.home("library"), file.path(getwd(), "etc2"), recursive = FALSE) #ファイルの上書き設定:overwriteオプションで指定 #初期値はFALSEです copy_dir(R.home("library"), file.path(getwd(), "etc2"), overwrite = FALSE) ######## #フォルダの作成コマンド create_dirs("てすと") #Rプロファイルファイルパスを表示 #作成していなければNAが返されます r_profile() #パッケージが保存されているフォルダパスを取得 system_file() #特定のパッケージを指定することができます system_file(package = "stats") #一時フォルダを表示 temp_dir() #一時ファイルを表示 temp_file()
おまけ:パッケージに依存しないコマンド
特にパッケージのインストール必要はありません
#ファイルの保存先を指定(ワーキングディレクトリ(作業フォルダ)を指定しています) library("tcltk") setwd(paste(as.character(tkchooseDirectory(title = "保存先を選択"), sep = "", collapse =""))) #作業フォルダにフォルダを作成 dir.create("てすと") #ファイルの作成 cat("てすとてすと", file = "てすと.txt") #ファイルのコピー file.copy("てすと.txt", "テスト.txt") #ファイルの名前変更 file.rename("テスト.txt", "テスト2.txt") #ファイルをダイアログで選択してパスを取得 file.choose() #指定したディレクトリに存在するフォルダやファイル名を取得 #そのまま実行すると作業フォルダになります dir() #Rのバージョンや使用しているOS情報を表示 sessionInfo() #Rのホームディレクトリを表示 R.home() #パッケージのHELPを表示 help("パッケージ名")
少しでも、あなたの解析が楽になりますように!!