ユーグレナは最近、健康食品として注目されていますが「クロレラ」との違いが解りにくいので調べてみました。
発見されたのは1660年代
オランダのレーウェンフックが発見し、眼点という細胞の中にある赤い器官から発想し、eu(ユー)「美しい」+glena(グレナ)「眼」と名付けたようです。その後、1830年にドイツのエーレンベルクがユーグレナ属を紹介したのを発端に生物学として研究が進んだようです。
ユーグレナは単細胞の生き物です
ユーグレナは約50μmのクロレラやコンブ等と同じ藻類に分類されます。しかし、クロレラ等と違い自身で移動することができます。また、ユーグレナの中にはバクテリア等を捕まえて食べる種類もいるようです。なので、ユーグレナを動物に分類する学者もいるようです。
特徴成分はβグルカンのパラミロンです。
食物繊維のように難消化性の成分で吸収はされないようです。でも、コレステロールなどを排出したりプリン体の吸収を抑制したりするそうです。また、乳酸菌を活性化させる研究が報告されていて、ユーグレナエキスを牛乳に加えると「ヨーグルト」が早くできるようです。栄養素は、50種類以上含まれているようです。
調べてみると、乳酸菌の増殖やコレステロールの排出などとクロレラとほぼ同じような機能性を持つようです。でも、ユーグレナが大量に食品に利用されたのは2005年からで、戦前から食品として研究されているクロレラの方が安心かなと思います。また、50種類以上の栄養素と紹介しましたが、多くの食品にはそのくらい入っているので珍しくありません。