葉酸の特徴として、多くの情報がインターネットで表示され、特に妊娠との関係が深い栄養素であることが解ると思います。でも、最近は葉酸サプリメントの摂取により「赤ちゃんへのアレルギー発症や喘息」が僅かに増加する等の研究報告が発表されています。
参考:http://www.oita-nhs.ac.jp/member/cat5_top/cat193/cat351/post_47.html
タイトルだけ見ると、葉酸は避けなくてはと感じるでしょうが参考先では
「葉酸が与える妊娠への有用性(二分脊椎予防)を考え、現在は妊娠1ヶ月前〜妊娠3ヶ月までの摂取に日本では指導されている。親のアレルギー状態によっても赤ちゃんのアレルギー発症率が異なるので考慮すると共に、アレルギーを起こしにくい葉酸サプリメントの摂取方法について検討して行く」
とまとめられています。
その他にも、食品に含まれる葉酸(果物、クロレラ等)とサプリメントに含まれる葉酸は科学的に構造が違い機能性が違うことが示唆されています。例えば、サプリメントの葉酸は血液中に急に濃度が濃くなるが、食品の葉酸は血液中に緩やかに
濃くなり、一定以上の濃度にはならないことなどです。
この葉酸は、赤ちゃんへの影響がアピールされていますが、ビタミンB6やビタミンB12と共に動脈硬化やアルツハイマー等の心疾患に関与するホモシステインを低下させる現象も知られています。
栄養素はサプリメントを利用するのではなく、丸ごと栄養素を摂れる食品を利用したいものです。